日本作業環境測定協会は、アスベストの分析結果報告書の統一様式を作成した。依頼した分析機関や担当者、分析手法、分析時の状況・条件、試料の採取個所、試料作成方法などを詳細に示す内容で、写真添付も合わせて求める。改正に向け、検討が進められている石綿障害予防規則においても、その使用が位置付けられる見通し。今月から開始した同省委託の講習事業などで順次、普及を図っていく方針。
石綿則改正に向け、検討を進める厚生労働省の「建築物の解体等に係る石綿暴露防止対策等検討会」でも、分析機関に調査を依頼した場合には、アスベストの有無や含有量を判断した時の「根拠」を残すよう求める方向で議論が進められている。