環境省、厚生労働省により設置された「東日本大震災アスベスト対策合同会議」の初会合が11日に開かれた。環境省は「東日本大震災におけるアスベスト調査委員会」、厚生労働省は「東日本大震災の復旧工事にかかるアスベスト対策検証のための専門家会議」を設置してそれぞれ検討を行う予定だったが、合同会議としての開催となった。東日本大震災で多くの建築物が損壊し膨大な量の災害廃棄物が発生しており、今後の震災復旧工事における建築物などの解体・改修工事、がれきの処理に伴い、アスベストなど粉じんの飛散が懸念されている。このため同会議では今後の飛散・暴露防止対策などについて検討していく。