全国アスベスト適正処理協議会

トップページ >> トピックス

一般大気中濃度の基準設定や適正処理推進の必要性等指摘
衆議院が石綿関係法施行状況調査まとめる」

2008/04/09

衆議院の環境調査室は2006年1月に制定された石綿救済法及び石綿被害防止法等の石綿関係法令の施行状況を調査し、課題等を整理した「石綿関係法施行状況調査報告書」をこのほど取りまとめた。衆議院環境委員会員を始め関係議員等に配布し、今後の環境委員会における審査等に活用していく。

関係省庁、自治体、アスベスト対策を行う企業などから意見聴取を行い、各関連法の効果や課題についてまとめている。大気汚染防止法関連では、大気中アスベストの環境基準や室内環境基準が設定されていないことから、国民が安心できる目安がないことを指摘。早急に基準を作成する必要があると提言している。

また、廃棄物処理を巡っては、アスベスト含有建材の有無が正しく判断されていないケースが多くあると思われることから、解体現場において建材廃棄物が排出される前に廃棄物処理法に基づく立ち入り検査が十分に行われていない状況にあるとの見解を示している。このため、廃棄物処理については今後も建築部局との協力や建設リサイクル法など他の法令を活用しながら、監視を進める必要があるとしている。

(環境新聞 4/9号掲載)
<< 一つ前のページへ戻る
サイトマップ アクセス プライバシーポリシー お問合わせ 全国アスベスト適正処理協議会