全国アスベスト適正処理協議会

トップページ >> トピックス

全国アスベスト適正処理協議会第3回勉強会開催
アスベスト分析形態観察の重要性強調

2008/04/30

全国アスベスト適正処理協議会は、第3回勉強会を3月18日に東京都内で、22日に大阪市内でそれぞれ開催した。「ISOにおけるアスベスト分析の動向について」をテーマに講演した元兵庫県立健康環境科学研究センター研究員の小坂浩氏が、国際標準化機構(ISO)で進められているアスベスト含有率分析法に関する国際規格(ISO22262-1)の原案やその作成状況を解説。「アスベストを見分けるには形態と結晶構造を観察する必要がある」と強調した。

またその観点から、ISOの原案においても、アスベスト同定のための主要な手法として偏光顕微鏡法が位置付けられているのに加え、そのバックアップのため、走査型及び透過型の電子顕微鏡法(SEM及びTEM)が採用されているとの見方を示した。

更に、米国や英国、EUでのアスベスト分析の現状について説明し、国内においても、技術者向けの教育・研修制度の重要性を強調。精度管理の向上に向けた取り組みの一層の充実化を求めた。

(環境新聞 4/30号掲載)
<< 一つ前のページへ戻る
サイトマップ アクセス プライバシーポリシー お問合わせ 全国アスベスト適正処理協議会