新エネルギー技術開発機構(NEDO)の補助事業である「石綿含有災害廃棄物低温溶融無害化・廃棄物再資源化実証研究開発」(委託先・ストリートデザイン)の実証試験が3月末、東日本大震災被災地である釜石市のムゲンシステム釜石環境技術センターで実施された。同センター内に設置された実証プラントで災害廃棄物に含まれるアスベストの無害化処理を行い、その効果を確認するもの。有効性が確認された後は、同センターなどに正式にプラントを設置し、被災地の解体建物から発生する石綿含有廃棄物の無害化などに活用される予定。また、災害廃棄物を、処理を行う際のエネルギーに活用することも視野に入れている。